盗品カーナビ買い取りで逮捕

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大阪府警は21日、車上荒らしを行う少年グループから盗品と承知でカーナビを買い取り、自身が経営する店でそれを中古品として販売していた33歳の男ら2人を盗品有償譲り受け容疑で同日までに逮捕した。男たちは容疑を否認しているという。

大阪府警・少年課によると、盗品等有償譲り受けの容疑で逮捕されたのは、大阪市東成区内で自動車用品店を経営する33歳の男ら2人。

この2人は今年1月、車上荒らしを常習的に行い、窃盗容疑で警察に逮捕された少年グループが持ち込んだカーナビ少なくとも1台について、盗品であることを知りながら1台1万円で購入した疑いがもたれている。

少年グループはカーナビを中心に車上荒らしの犯罪を行い、これまでに200-300点余りの盗難を自供しているが、その大半は今回逮捕された男が経営する店に持ち込まれていたとみられる。

男の店では買い取り時に身分証明書のチェックを行うが、コピーした健康保険証で済むため、少年らは他人名義のものを持ち歩き、これをもって身分証明としていたらしい。

逮捕された男たちは容疑を全面的に否認しているが、少年グループは「盗品と知った上で買い取りを行ってくれる店だった」と供述しており、盗んだカーナビの大部分を持ち込んでいた可能性が高い。

また、「正式な査定を行わず、すべて一律の価格で買い取りを行っていた」、「何度も何度も持ち込むので疑われても不思議ではなかったが、あまり気にしていないようだった」との証言があり、少年たちが持ち込んだカーナビを盗品と認識していたことは間違いないともみられている。

警察では男たちを厳しく追及し、盗品販売の実態を解明する方針。

《石田真一》

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