自転車のベルが発端で刺される

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12日、大阪府豊中市内の府道で、自転車同士による追い越しを巡る交通トラブルが発生し、前を走っていた自転車を追い越した男性がナイフで刺される事件となった。男性は右腕を刺され、全治約1週間の軽傷を負っている。

大阪府警・豊中署によると、事件が起きたのは12日の午前11時30分ごろ。

豊中市神州町1丁目付近の府道に設置された歩道を38歳の男性が自転車で走行していたところ、前方をゆっくりした速度でふらふらとしながら走る別の自転車を発見。危険を感じたためにベルを鳴らし、これを追い抜いた。

ところが、この直後に追い越した自転車がスピードを上げて追いつき、交差点で信号待ちをしていた男性に対して「何でベルを鳴らすんや?」などと言いがかりをつけ、そのまま激しい口論に発展した。

男が殴りかかってきたため、男性が応戦したところ、男は隠し持っていたナイフを取り出し、男性の右腕に刺してそのまま自転車に乗って逃走した。ナイフの刃渡りは短かったとみられ、男性は全治1週間程度の切り傷を負う程度で済んだ。

警察では傷害事件として捜査を開始。現場から逃走した60歳前後とみられる男の行方を追っている。自転車の通行を巡る交通トラブルは頻繁に発生しているが、ナイフによる傷害事件に発展するのは珍しいという。

《石田真一》

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