追突事故の発端か、巻き込まれたのか

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6日、岐阜県岐南町内の国道で、渋滞中の車列に普通トラックが追突したことを発端に、車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で最後部に位置していた軽自動車と、追突してきたトラックが炎上。軽自動車に乗車していた男女2人が焼死した。

岐阜県警・羽島署によると、事故が起きたのは6日の午前8時30分ごろ。

岐南町八剣付近の国道21号線・岐南インターチェンジで、渋滞中の車列に35歳の男性が運転する普通トラックが追突。最後部に位置していた軽自動車が前に押し出されるなど、車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。

追突によって軽自動車は大破し、直後にエンジンルーム付近から出火して炎上。間もなくトラックも火に包まれた。

トラックを運転していた男性は足に軽傷を負いながらも自力で脱出したが、軽自動車に乗っていた男女2人は車外に逃げ出すことができず、消火後に車内から焼死体で発見されている。これ以外にも前方のクルマに乗車していた4人が打撲などの軽傷を負っている。

現場は国道22号線(通称:名岐バイパス)との合流地点近くにある高架橋の上。警察では死亡した2人の身元と事故の原因を調べているが、事故の発端は前方で起きた追突で、後続のクルマはこれに巻き込まれたという情報もある。

このため、同署では事故の当事者から話を聞くなど、事故当時の状況を調べて責任の所在を確かめる方針だ。

《石田真一》

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