4日、宮城県登米市内の国道で、89歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、道路脇の標識柱に激突する事故が起きた。
クルマは大破し、後部座席にシートベルト未着用で乗っていた78歳の女性が車外に放出され、全身を強く打って死亡している。
宮城県警・登米署によると、事故が起きたのは4日の午前11時50分ごろ。
宮城県登米市津山町横山付近の国道45号線で、89歳の男性が運転する乗用車が、緩やかな左カーブを曲がりきることができずに対向車線側に逸脱。道路右側に立っていた標識柱に側面部から激突した。
衝突によってクルマは大破し、後部座席にシートベルト未着用の状態で乗車していた78歳の女性が車外に投げ出され、頭部を強打して間もなく死亡。また助手席に同乗していた84歳の女性が内臓損傷の重体、運転していた男性も骨折などの重傷を負った。
現場にブレーキ痕はなく、車体の損傷から推測するに乗用車は衝突の直前にはかなりのスピードを出していたとみられている。