4日、愛知県大治町内の国道で、高速で走行していた乗用車が信号待ちの軽自動車に追突。乗用車はそのまま中央分離帯に乗り上げ、宙を舞い高速道路の橋脚部に激突した。乗用車は大破・炎上し、乗っていた男性3人が死亡している。
愛知県警・津島署によると、事故が起きたのは4日の午前5時40分ごろ。大治町花常郷浦付近の国道302号線で、信号待ちをしていた20歳女性運転の軽自動車に対し、後方から猛スピードで走ってきた乗用車が追突した。
乗用車は追突の弾みで進路を変えて中央分離帯に乗り上げ、段差を駆け上がるようにして離陸。そのまま前方にある東名阪自動車道の高架橋脚に激突、下にずり落ちながら大破・炎上した。
乗っていた男性3人は車外に放出されたが、クルマを所有・運転していたとみられる20歳の男性と、同乗していた22歳男性と17歳男性の合わせて3人が全身を強く打って間もなく死亡。
追突された軽自動車も前方の別の大型トラックにぶつかり、運転していた女性が足を打撲する軽傷を負っている。
目撃者の話によると、軽自動車が発進しようとした直後、後方から猛烈な勢いで走ってきた乗用車が激突してきたという。
橋脚には乗用車が激突した際に破壊された燃料タンクから漏れたとみられるガソリンが約10mの高さまで付着。衝突の激しさを物語っていた。
現場は片側2車線の直線道路。警察では著しい速度超過が事故の原因になったと分析している。