4日、神奈川県伊勢原市内の東名高速道路で、追越車線上に停止していたワゴン車に後続のトラックが追突する事故が起きた。
ワゴン車は押し出され、走行車線を走っていた別の乗用車とさらに衝突、ワゴン車を運転していた男性が全身を強打して死亡している。
神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午前3時ごろ。
伊勢原市三ノ宮付近の東名高速下り線で、追越車線上に停車していたワゴン車に後続のトラックが激突。ワゴン車はこの弾みで押し出され、走行車線(第二車線)を走っていた別の乗用車にも衝突した。
この事故でワゴン車を運転していた35歳の男性が全身を強く打って間もなく死亡。トラックを運転していた54歳の男性が顔を打撲する軽傷を負った。乗用車を運転していた人にケガは無かった。
ワゴン車は単独で中央分離帯に接触する事故を起こしたらしく、事故の10分ほど前から現場に停止していた。5分前には通行車両の運転手から「単独事故が起きたようだ」との通報があり、高速隊のパトカーが確認に向かっていたが、その直後に衝突事故が発生したようだ。
トラックの運転手は警察の事情聴取に対して「ハザードランプは点灯しておらず、接近するまでは走行しているものだと思っていた」と証言している。
警察では男性が衝突防止措置を怠ったか、あるいは衝突による負傷でそれがすでに出来ない状態だった可能性もあるとして、さらに調べを進める方針。