5月27日、愛知県名古屋市北区で、泥酔した40歳の男が木刀を持って暴れ、パトカーに叩きつけて破壊するという事件が起きた。警察ではこの男を器物損壊の現行犯で逮捕している。
愛知県警・北署によると、事件が起きたのは5月27日の午前4時10分ごろ。
これに先立つ同日の午前3時ごろ、同区内にある病院から「酒に酔ったことが原因で転倒し、割れたガラスで切り傷を負って救急搬送された男性が治療を拒否して暴れている」との通報が寄せられた。
同署員が病院に急行して男を説得。応急的な治療をさせた後、パトカーで自宅まで送り届けた。
男は自宅に到着後、建物内に一旦引き上げたが、木刀を持って再び外に現れ、意味不明の言葉を叫びながらパトカーの車体に木刀を数回に渡って叩きつけた。警察官2人で男を取り押さえ、器物損壊の現行犯で逮捕している。
逮捕当時に泥酔状態だった男は、朝になって警察署の留置施設で目を覚ましたが、自分が大暴れした記憶はまったくなく、パトカー破壊についても「身に覚えがない」と供述しているという。