25日、愛知県大府市内の農道で、路上に止まっていた大型トラックから炎が上がっているのを近隣の住民が発見し、警察と消防に届け出た。火は荷台に積載されていた大量のティッシュペーパーに引火しており、トラックごと全焼している。
愛知県警・東海署によると、事件が起きたのは25日の午前3時30分ごろ。大府市横根町付近の農道に路上駐車していた大型トラックから炎が上がっているのを近隣の住民が発見し、警察と消防に届け出た。
消防が消火作業に当たったが、荷台付近から上がった火の勢いは強く、約1時間ほどで鎮火したが、トラックは全焼の被害を出した。
このトラックは同市内の運送会社が所有するものだが、荷台にティッシュペーパー約3万6000箱を積載したまま23日に盗難に遭い、その行方がわからなくなっていた。
運転席部分にはカギを壊されたような痕跡も残っており、何者かが積荷目的で盗難したものの、転売しにくいものだと知って火を着けた可能性が高いとみている。
警察ではこのトラックがいつごろから現場付近に放置されたのかについても調べる方針で、近隣での聞き込み作業を同日の朝から開始している。