ホンダは、自動車用ボディ骨格部品の主要取引先の菊池プレス工業への出資比率を現在の8.3%から20.7%に高め、取引関係のさらなる強化を図ると発表した。
ホンダは、四輪事業に参入した翌年の1964年から約40年にわたって菊池プレス工業と自動車用ボディ骨格部品の領域で取引関係を続けている。
菊池プレス工業が担うボディ骨格部品は、先進の環境・安全技術に対応する軽量化、高剛性化の技術進化が一層重要となっている。
厳しいグローバル競争下で、車種の多様化、環境・安全技術に対するユーザーニーズが高まっている中で、今回の出資比率引き上げによる取引関係の強化が、車体開発の面で、長期的な技術戦略に基づいた効率良い開発体制の強化につながると判断した。
また、今後も成長が見込まれる中国、アジア市場でのオペレーション拡大に伴う、ボディ骨格部品の迅速な現地生産対応に向けて、両社連携のもと、品質・コスト・物流領域の体質強化をさらに進めていく。
菊地プレスはジャスダック証券取引所に店頭公開しており、今回のホンダの出資比率引き上げでホンダは筆頭株主になる。