22日、滋賀県大津市内の京阪電津・京津線の線路に踏切から乗用車が進入し、立ち往生する事件が起きた。運転していた男は酒に酔っており、警察では道路交通法違反の現行犯で逮捕している。
滋賀県警・大津署によると、事故が起きたのは22日の午後11時50分ごろ。
大津市札の辻付近の京阪電鉄・京津線と国道161号線が交差する踏切から乗用車が線路に進入。3mほど進んだ地点で立ち往生しているのを、異音を聞きつけて駆けつけた近隣の住民が発見。警察に通報した。
同署員が現場に駆けつけた際、クルマの近くに男が立っており、職務質問をしたところ「道路と間違えて曲がってしまった」と供述、運転していたことを認めた。
さらに、この男が酒臭かったこともあり、アルコール検知を合わせて実施したところ、呼気1リットルあたり、0.25ミリグラムのアルコール分を検出したため、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
その後の調べで、この男は線路への誤進入の直前に大津市逢坂1丁目付近の国道161号線で当て逃げ事故を起こしており、線路内への侵入は逃走の過程で起きたことも判明している。
警察では道交法違反(ひき逃げ)や、過失往来危険の容疑でも調べを進める方針だ。