11日、山梨県甲斐市内の中央自動車道で、大型トラック同士の追突事故が発生した。1台のトラックが弾みで横転したが、路上に散乱した積荷に走行中のクルマが乗り上げて立ち往生したため、現場は約4時間に渡って通行止めとなった。
山梨県警・高速隊によると、事故が起きたのは11日の午前1時ごろ。甲斐市岩森付近の中央自動車道上り線で、42歳の男性が運転する大型トラックが、前を走る別のトラックに追突。急ハンドルを切った弾みで横転した。
横転したトラックの荷台からは積荷の段ボール箱などが路上に散乱。一部は下り線にも進入した。運転していた男性は胸部強打の重傷を負っている。
事故直後、下り線を新宿発の夜行高速バスと普通トラックが通過したが、2台とも積荷に乗り上げるかたちとなって立ち往生した。
また、積荷がバスの燃料タンクの一部を破損。燃料の軽油が漏れ出すというトラブルも発生。警察では事故現場を含む韮崎インターチェンジ(IC)から甲府昭和ICまでの上下線を通行止めにして、散乱した積荷の撤去を行っている。
警察では事故の原因を調べているが、現状では追突した側の大型トラックを運転していた男性の漫然運転が原因と推測している。