日産ディーゼル工業の仲村巌社長は12日の決算発表の席上、昨年11月に投入した排ガス浄化装置として尿素SCRシステムを搭載した大型トラック『クオン』(QUON)の2005年度販売計画を9000台とする方針を明らかにした。
同トラックは今年10月から適用されるディーゼル車の新長期規制に対応した唯一のモデル。昨年度は実質4カ月間で802台を受注、567台を登録している。
今年度はモデルを拡充することもあって、一気に9000台に引き上げる。同社の積載量8トン以上では81%を占める主力モデルとなる。このうち上期の販売は3400台の計画。