8日午前、神奈川県川崎市内のスーパーマーケット駐車場で、万引きを行った疑いがあるとして警備員から追跡を受けていた男がクルマを急発進させ、制止しようとする警備員を引きずったまま走行する事件が起きた。
警備員は肩の骨などを折る重傷を負っており、警察では強盗致傷事件として捜査を開始した。
神奈川県警・川崎臨港署によると、事件が起きたのは8日の午前10時35分ごろ。
川崎市川崎区小田栄2丁目付近のスーパーマーケットで、衣料品売場で万引き行為を行った30−40歳代とみられる男を追跡していた37歳の女性警備員が店を出たところでこの男に声を掛けたところ、男はそのまま駐車場を走って逃走。自分のクルマに飛び乗った。
警備員は運転席側のドアに歩み寄って男の逃走を制止しようとしたが、男はこれを無視してクルマを急発進させた。警備員は約3mに渡ってクルマに引きずられる状態となり、最終的には転倒。肩の骨を折るなどの重傷を負っている。
警察では強盗致傷事件として捜査を開始。防犯ビデオの分析を行って男の容姿を確認するとともに、逃げたクルマの行方を負っている。