無免許の発覚を恐れて実兄の名を騙る

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警視庁は6日、無免許の発覚を恐れ、交通違反の取り締まりを受けた際に実兄の名を騙っていた36歳の男を道路交通法違反と有印私文書偽造の容疑で逮捕した。男は運転免許証を2001年に失効させており、以後の約4年半に渡って無免許運転を続けてきた。

警視庁・第八方面交通機動隊によると、道交法違反や有印私文書偽造の容疑で逮捕されたのは、東京都三鷹市内に在住する36歳の男。

この男は2001年に更新忘れから運転免許を失効させたが、以後も仕事のために自己所有の軽自動車を無免許運転させていた。

男は同隊が行っていた交通取り締まりで運転中の携帯電話使用や速度超過を発見され、今年2月までに3回の摘発を受けていたが、自分が無免許だということの発覚を恐れ、実兄の名前などを交通違反切符に記入。摘発逃れをしてきた疑いがもたれている。

実兄の元に反則金の通知書が届き、「見に覚えの無い違反だ」と警察に問い合わせたことから何者かが実兄の名を騙っていたことが発覚。調べを進めた結果、この男の存在が浮上した。

警察では任意で事情を聞いていたが、男が「クルマを運転できなくなると失業するので、苦肉の策として住所や来年月日を知っている兄の名を名乗った」と自供。容疑を認めたために逮捕に踏み切った。

《石田真一》

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