貧富の差が激しい中国。農村部へ行けば一家5人が毎月1000元(約1万5000円)で暮らしているかと思えば、上海のように中国でもっとも裕福な(1人当たりGDPで)都市には150万元(約2200万円)のクルマを乗り回している富裕層がいる。反日デモの原因のひとつが、この貧富の差の拡大だと言われているくらいだ。もっともリッチな都市だから、上海モーターショーにはポルシェ、フェラーリ、マイバッハといった高額商品が並ぶ。展示車を見てポンと手付け金を支払って行く人もいるらしい。「運転して、その性能や乗り味がどうこうではなく、とにかく高いクルマを持っているということがお金持ちの感覚」と、現地の自動車雑誌編集者は語っていた。
イード、「上海モーターショー2025」現地取材レポートを発表 ~EV技術は人型ロボットへ、日系メーカーは巻き返しなるか~ 2025年5月26日 今年の4月23日~5月2日に中国・上海で開催された「上海モーター…