貧富の差が激しい中国。
農村部へ行けば一家5人が毎月1000元(約1万5000円)で暮らしているかと思えば、上海のように中国でもっとも裕福な(1人当たりGDPで)都市には150万元(約2200万円)のクルマを乗り回している富裕層がいる。
反日デモの原因のひとつが、この貧富の差の拡大だと言われているくらいだ。
もっともリッチな都市だから、上海モーターショーにはポルシェ、フェラーリ、マイバッハといった高額商品が並ぶ。展示車を見てポンと手付け金を支払って行く人もいるらしい。
「運転して、その性能や乗り味がどうこうではなく、とにかく高いクルマを持っているということがお金持ちの感覚」と、現地の自動車雑誌編集者は語っていた。