日産自動車のカルロス・ゴーン社長は25日の記者会見の席上、国内販売チャンネルの「レッドステージ」と「ブルーステージ」を同日付で統合したことを明らかにした。両チャンネルは、合計で約2600店あり、扱い車種は全て同一となった。
統合について志賀俊之COO(最高執行責任者)は「顧客調査の結果、一部の車種が専売となっていることについて半数以上が不便と感じていることが分かった」と説明した。ただし、店舗の名称や看板などは「顧客の混乱を避けるため、当面そのまま残す」方針を示した。
日産は昨年9月に6車種の新モデルを一斉に発表したが、これらは全て両チャンネルでの併売とし、事実上の統合を図っていた。これまでの専売車種は『ティアナ』や『スカイライン』など一部車種にとどまっていた。