富士重工業は、防衛庁が開発している次期固定翼哨戒機の分担製造部位のうち、航空宇宙カンパニー宇都宮製作所半田工場で組み立てた主翼の構成品である中央翼を初出荷したと発表した。
次期固定翼哨戒機は、防衛庁の現在の哨戒機のP-3Cの後継機とすて次期輸送機とともに2機種同時開発している。同社では、主翼及び垂直尾翼の試作を担当している。
この機体は、三次元設計を全面的に採用したため、従来機と比べて大幅に開発期間を短縮と開発効率化、不具合削減が図れたと、している。
出荷は計画通りで、今後は主契約企業の川崎重工が全機静強度試験機を完成してから防衛庁で各種試験を開始する予定だ。