トヨタ製ナビでは初となる渋滞考慮ルート探索は、『インファレンシャルルートガイダンス』と呼ばれるもの。
過去の交通状況データをVICS対象外道路も含め収録することで実現し、さらに通常走行においてもナビが交通状況を学習してデータを蓄積していくことで、収録されている交通状況データ(場所、曜日、月日、時間など)から渋滞を考慮したルート探索を実現。データはあくまでローカルで動作するものなので、突発的な交通状況には対応できるものではないが、これまでにないより精度の高いルート探索が可能となるのは間違いない。
カーナビ機能では目的地検索機能の使い勝手も大幅に高まった。従来は50音検索時に全国の対象施設が一覧で表示されてしまうため、その膨大なデータをエリアやジャンルで絞り込むという作業が必要だった。
本機では、検索結果として自車位置エリア(都道府県単位)の目的地のみ表示することができるため、検索する対象を絞り込んでいく際の操作回数が大幅に少なくなる。また、目的地を検索する際には、同名のチェーン店や、グループ店を自動的にグループ化することができ、類似名称を避けた候補選びが行えるようにもなった。