17日、栃木県芳賀町内の県道で、乗用車が丁字路を直進するように路外へ逸脱。神社の敷地内を暴走し、コンクリート製の鳥居に激突した。この事故でクルマに乗っていた5人が死傷している。
栃木県警・真岡署によると、事故が起きたのは17日の午前3時ごろ。芳賀町祖母井付近の県道で、36歳の男性が運転する乗用車が丁字路を直進するようにして路外に逸脱。神社の敷地内を暴走し、コンクリート製の鳥居に激突した。
衝突によってクルマは助手席付近を中心に大破し、助手席に座っていた24歳の男性が全身を強く打って間もなく死亡。運転をしていた男性を含む4人が骨折や打撲などの重軽傷を負っている。
乗用車は丁字路を逸脱して約20mを走行しているが、現場は当時濃い霧が発生しており、見通しの悪い状態。運転していた男性は「前方が見えなかった」とも証言している。
ただ、この男性からは酒気帯び相当量の下限値に相当する呼気1リットルあたり0.15ミリグラムのアルコール分を検出しており、警察では飲酒運転が事故の原因である可能性も高いとして、業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で事情を聞く方針だ。