パトカー追跡を受けたクルマ、マイクロバスと正面衝突

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16日、群馬県松井田町内の国道で、自動販売機荒らしを行ったとして警察の追跡を受けていた容疑者の運転するクルマが対向車線に逸脱、マイクロバスと衝突する事故が起きた。逃走車に乗っていた2人が重傷を負っている。

群馬県警・松井田署、長野県警・軽井沢署によると、事故が起きたのは16日の午後4時5分ごろ。

これに先立つ同日の午後3時ごろ、長野県軽井沢町内のスキー場から「場内の自動販売機が荒らされた。男2人がクルマで逃走した」との通報が寄せられた。

「東京方面に逃走する疑いもある」と長野県警から連絡を受けた松井田署が国道18号線でのパトロールを行っていたところ、午後4時ごろに該当のナンバーを持つ乗用車を国道18号線・碓井バイパスで発見。

マイクを使って停止を呼びかけたが、クルマはこれを無視して逃走を開始した。

クルマは100km/h以上の速度で国道18号線を南下。パトカーはサイレンと赤色灯を使用して追跡したが、クルマは約4kmを走った松井田町五料付近でハンドル操作を誤って対向車線側に逸脱。対向車線を走行していた49歳男性運転のマイクロバスと正面衝突した。

この事故で逃走中のクルマは大破。運転していた23歳の男と、同乗していた26歳の男が頭などを強打する重傷を負ったほか、マイクロバスを運転していた男性も軽傷を負って病院で手当を受けている。当時マイクロバスには運転手以外の乗客はいなかった。

警察では2人の回復を待ち、窃盗や業務上過失傷害容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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