東関東自動車道・湾岸習志野ICで行われていたETC料金割引社会実験の結果を、国道357号社会実験推進協議会が発表した。湾岸市川ICと湾岸習志野IC間の割引率を終日50%とし、並行する国道357号線の渋滞にどう影響するかを実証するのが目的。
この社会実験は、2004年11月1日0時から2005年1月31日24時までの期間で実施された。その結果、まずETC利用率は、湾岸千葉ICで6.2%、千葉北ICでは6.6%、全国平均が6.1%の増加だったのに対して、湾岸習志野ICでは実験期間中の3カ月間で8.9%増加した。
渋滞についての結果は、国道357号線・日の出交差点では渋滞が約30分から16分へと最大で14分、若松交差点では約10−13分から約2−4分へと最大で約8−9分減少するなど、国道357号線の交通量の減少・抑制は確認できたが、抜本的な渋滞改善はならなかった。