現職警官、速度超過が原因で逸脱事故

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福島県警は13日、郡山署に所属する20歳代の巡査が自宅への帰宅中に法定速度を50km/h以上も上回る速度で走行し、これが原因とみられる路外逸脱・衝突事故を起こしていたことを明らかにした。

巡査は事故の直前、速度違反として交通機動隊によって記録されていたという。

福島県警・監察課によると、速度超過が原因とみられる路外逸脱と衝突事故を起こしたのは、郡山署に所属する20歳代の巡査。

この巡査は非番日にあたる12日の午前5時ごろ、遊びに行っていた会津地方から郡山市内の自宅に帰宅するために自己所有のクルマで郡山市内の国道49号線を走行していた際、制限速度を50km/h以上オーバーする100km/h超の速度で走行していた疑いが持たれている。

巡査のクルマは現場付近でパトロールを行っていた郡山北署員と、県警交通機動隊員が発見。速度違反の記録を行ったが、巡査のクルマはそのまま現場を走り抜けた。

クルマはその後、約1kmほど離れた郡山市喜久田堀之内付近の交差点で左折しようとしたが、スピードが出すぎていたためか曲がりきれずに路外に逸脱。道路脇の倉庫に衝突するという単独事故を起こした。

事故後、巡査は警察に通報したが、その際に速度超過していたクルマと同一であることがわかり、郡山北署などが事情を聞いていた。

監察課の調べに対し、巡査は「速度違反で取り締まりを受けていたことにはまったく気がつかなかった」と供述しているが、違反をしていたことについては「記録があるし、逸脱事故を起こしたことも間違いない」と認め、13日までに依願退職の届けを出したという。

《石田真一》

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