13日、岩手県盛岡市内の国道で、道路沿いのガソリンスタンドを出ようとしていた軽自動車と、直進中の乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。軽自動車は運転席付近が大破し、運転していた19歳の男性が死亡している。
岩手県警・盛岡東署によると、事故が起きたのは13日の午前8時25分ごろ。
盛岡市三ツ割5丁目付近の国道455号線で、道路沿いのガソリンスタンドを出て右折しようとしていた19歳男性が運転する軽自動車の側面に、33歳の男性が運転する乗用車が突っ込む事故が起きた。
乗用車は軽自動車の右側面部を直撃し、これを受けた軽自動車は運転席付近が大破。
運転していた男性は全身を強く打ち、近くの病院に収容されたが、事故から約1時間30分後に外傷性ショックが原因で死亡した。また、助手席に同乗していた身元不明の女性も全身を強く打つ重傷を負い、病院で手当てを受けている。
現場は乗用車側から見た場合には下り坂で、緩やかな左カーブとなっている区間。
軽自動車は道路右側のガソリンスタンドに入り、乗用車が走っていた対向車線を越えて反対車線に向けて右折しようとしていた。乗用車は軽自動車の存在に気づくのが遅れ、完全に減速ができないまま衝突したとみられている。
警察では乗用車を運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。