古紙束を落とした男を危険運転致死で逮捕

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今年1月、福島県原町市内を走行していた大型トレーラーが横転し、重さ1トンを超える古紙が対向車線のクルマを直撃、1名が死亡した事故について福島県警は9日、このトレーラーを運転していた49歳の男を危険運転致死容疑で逮捕した。

福島県警・原町署によると、問題の事故は今年1月31日に発生している。同日の午後7時25分ごろ、原町市北泉付近の市道を走行していた大型トレーラーが緩やかな左カーブを曲がりきれずに横転。

積荷として荷台に搭載していた古紙の束(1個あたりの重さ約1トン)が数個落下、対向車線を走行していた乗用車の真上に落ちた。

この事故で乗用車は大破し、運転していた33歳の女性が即死。トレーラーを運転していた男も全身を打撲する重傷を負った。

その後の調べで、事故を起こした大型トレーラーは制限速度(40km/h)を大幅に超える速度で走行していたことが判明。制御不能に陥りやすい速度で現場となったカーブに突入していたこともわかった。

警察では「重大な事故につながるかもしれないという認識があったにも関わらず、速度超過を繰り返した」として、事故発生の要因は単なる過失ではないと判断。容疑を危険運転致死に切り替えて逮捕した。

《石田真一》

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