GMでは販売促進のための新たな手段として、「フリーダムリース」のパイロットプログラムを開始する。
リースは通常3年から5年の期間が定められ、早期返却の場合はペナルティが課せられるが、このプログラムでは「クルマに不満があれば返却に応じる」というもの。
ただし実施されるのはアトランタ、ボストン、プロビデンス、バルティモア、ワシントンDCの5都市とカリフォルニア州のみで、対象となるモデルはビュイック『ラクロス』、ポンティアック『G6』、シボレー『コバルト』、とやや人気の低いモデル。
条件は2005年モデルの新車リースで、走行距離が1万2000マイル以内。
このような早期返却オプション付きのリースはアメリカでも初の試みで、GMにとってはユーザーの興味を引く反面、リース解約の増加に伴うユーズドカーの増加というリスクもある。GMにとって起死回生の策となるか、注目が集まるところだ。