栃木県警は5日、無断で洗車機を使ったアルバイト店員に対して殴る蹴るの暴行を加えたとして、那須塩原市内に住む32歳の元ガソリンスタンド店長を傷害容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。
栃木県警・黒磯署によると、事件が起きたのは3月17日の午前9時30分ごろ。
那須塩原市内のガソリンスタンドで、この店にアルバイトとして勤務していた21歳の男性が、所有するクルマを洗車機を使って洗っていたのを、この店で店長を務めていた男が発見した。
この男性は以前から洗車機を無断で使用していたこともあり、男は男性に注意したが、そのうちに男性の態度に激怒。殴る蹴るの暴行を加えた上、防犯用などのために置いていたゴルフクラブを持ち出し、これを使っての殴打も繰り返している。
男性は一連の暴行で全治1週間あまりの軽傷を負ったが、後に男性が被害を警察に届け出ていた。男は事件後に責任を取って店長を辞したが、警察では男に行きすぎた点があったとして傷害容疑で逮捕した。
警察の取り調べに対し、男は容疑を大筋で認め、「やりすぎた」などと供述しているという。