米国の有力格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは6日、米ゼネラルモーターズの長期債格付けを「Baa2」から、投資不適格級の1ランク上の「Baa3」に引き下げたと発表した。
ムーディーズが格付けを下げたことで、GM債はスタンダード&プアーズ、フィッチ・レーティングを含めた3大格付け会社から、投資適格級としては最低ランクの評価を受けた。
ムーディーズは同社を格下げしたことについて、従業員向けの多額な医療費負担やシェア低下などを挙げており、業績が改善したとしても、これらの長期的問題が足をひっぱる可能性を指摘している。