26日、京都府城陽市内の近鉄京都線の踏切で、路上駐車していた軽自動車がバックして遮断機の下りた踏切内に進入し、通過しようとしていた急行列車と衝突した。運転していた男性はクルマを離れており無事。電車の乗客乗員にもケガは無かった。
京都府警・城陽署によると、事故が起きたのは26日の午前8時45分ごろ。城陽市寺田樋尻付近の県道で、78歳の男性が路上に駐車した軽自動車がゆっくりとした速度で後退。そのまま約10m先にある近鉄京都線の踏切に進入した。
当時この踏切は列車の通過直前で、遮断機が下りている状態だったが、クルマはそのまま進入。直後に通過した急行列車(近鉄奈良発、京都行き)に衝突した。
この事故によってクルマは大破したが、運転者は乗っておらず無事。電車の乗客乗員約500人にもケガは無かった。
警察では過失往来危険容疑で男性から事情を聞いているが、クルマを降りたときにはエンジンは掛かったままの状態になっていたという。
事故を起こしたクルマはAT車だったこともあり、男性がパーキング位置にシフトを入れたつもりが、リバース位置で留まってしまった可能性もあるとみている。