猛スピードで逃走中、トラックと激突

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19日、沖縄県沖縄市内の国道で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が赤信号を無視して交差点に進入。青信号に従って左から走ってきた大型トラックと出会い頭に衝突する事故が起きた。

クルマは大破し、助手席に同乗していた女性が意識不明の重体となった。警察ではクルマを運転していた男の飲酒運転が事故の原因として、調べを進めている。

沖縄県警・具志川署、同・沖縄署によると、事故が起きたのは19日の午前5時ごろ。

これに先立つ同日の午前4時55分ごろ、具志川市赤道付近の県道を具志川署の捜査車両(覆面パトカー)がパトロールしていたところ、飲食店などがある方向からフラフラとした挙動で走ってくる乗用車を発見した。

飲酒運転の疑いが感じられたため、マイクで停止を呼びかけたが、クルマはそれを無視するように速度を上げて逃走。パトカーもサイレンと赤色灯を使用してこれを追った。

クルマは80-100km/h程度の猛スピードで逃げ続け、沖縄市城前町付近にある国道329号線の交差点に赤信号を無視して進入。左方から青信号に従って進入してきた大型トラックと出会い頭に衝突した。

クルマは大型トラックに弾き飛ばされ大破。助手席に同乗していた32歳の女性が頭を強打し、意識不明の重体。運転していた36歳の男は打撲などの軽傷を負った。

大型トラックは事故直後、勢い余って近くの電柱にも接触したが、運転していた男性にケガは無かった。

逃走したクルマを運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコールを検出しており、警察では業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、信号無視)の容疑で調べを進めている。

なお、今回の追跡について警察では「正当な職務行為であり、追跡自体に問題はない」とコメントしている。

《石田真一》

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