GM(ゼネラルモーターズ)は16日、2005年通期の1株利益予想を従来の4.00-5.00ドルから1.00-2.00ドルへと大幅に下方修正したと発表した。北米での生産・販売が低迷し、価格競争も激化していることによる。
また同時に発表した1−3月期の1株利益は、特殊要因を除いた実質ベースで1.50ドルの赤字に転落する。過去最高の業績をあげている日本の大手3社とは対照的に深刻さが増している。
GMは1−3月期の北米生産計画を125万台としていたが、これより7万台減産する計画に修正している。GMの業績下方修正を受け、16日の米株式相場はダウ工業株30種平均が前日比で約112ドル安となり、「GMショック」の様相を呈した。