「運転方法が悪い」は口実? 高級車が強奪される

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5日、栃木県足利市内で、クルマの運転方法を巡る交通トラブル事件が発生し、42歳の男性が乗用車を強奪される事件が起きた。警察では強盗事件として捜査を開始している。

栃木県警・足利署によると、事件が起きたのは5日の午前0時30分ごろ。これに先立つ午前0時ごろ、群馬県館林市内の県道を千葉県内に在住する42歳の男性が自己所有の乗用車(時価約370万円)を運転し、走行していたところ、後方から急接近してきたクルマが執拗な煽り行為を行ってきた。

男性のクルマが赤信号で停止した際、後方のクルマから降りてきた27−28歳の男がいきなり助手席側に乗り込み、男性に向かって「お前はどういうクルマの運転をしているんだ」などと因縁をつけた。

男は「ゴチャゴチャ文句を言わなくていいから俺の指示通りに走れ」などと男性を脅迫。足利市野田町付近の渡良瀬側河川敷沿いの市道まで走らせ、「このクルマから降りるか、ここで殴られるかどちらかを選べ」とさらに脅した。

身の危険を感じた男性はすぐにクルマから降りたが、男は運転席に移動してクルマをそのまま発進させた。別の25歳程度の男は最初に乗っていたクルマを運転してこれに追走。2台は姿を消した。

通報を受けた警察では強盗事件として捜査を開始しているが、事件の状況や奪われたクルマが高級車であることから「最初からクルマ強奪を狙った犯行」とみて、調べを進めている。

《石田真一》

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