不具合が起きたときに自分でそれを察知し、ディーラーに修理依頼を自分で行うクルマ……。そんな近未来的ロボットカーの開発が進められている。しかもこの開発を行っているのは自動車メーカーではなく、コンピュータ界の巨人、IBM。
コードネーム「ブルーオクタン」と名付けられたプロジェクトは、最先端のコミュニケーション技術を駆使しする。
「故障などが起きればそれを自分で診断し、不具合箇所があることを訴え、インカーマルチメディアを通して自動的にディーラーに不具合を連絡する。またオーナーの声を認識し、ボイスコマンドで操作ができる。オーナーの個人的な好みを学習し、自動的にオーナーが好む音楽などを流す」といったクルマを目指す。
また、近い将来にはワイヤレスを使って、リビングからクルマに音楽などを転送する、といったサービスの提供も視野に入れている。
現在のコンピュータ技術を使えば、決して不可能ではない「自分で判断し、コミュニケートできるクルマ」。ちなみにコードネームの由来は、「ガソリンではなくデジタルを燃料とするクルマ」という意味だそうだ。
早くプロトタイプが見てみたい?