21日、兵庫県尼崎市内の市道で、路線バスを追い越そうとしていた乗用車が、横断歩道を歩いていた小学生と次々に接触する事故が起きた。この事故で小学1年生の女子児童3人が打撲などの軽傷を負っている。
兵庫県警・尼崎北署によると、事故が起きたのは21日の午前7時55分ごろ。
尼崎市南武庫之荘8丁目付近の市道で、35歳の男性が運転する乗用車が、前方のバス停で停車した路線バスを対向車線側から追い越そうとしたところ、バスの前方に位置する横断歩道を歩いていた通学中の小学1年生の女子児童3人と次々に接触した。
児童3人はその場で転倒。近くの病院に収容されたが、全員が全治1週間程度の打撲で済んだ。
警察では業務上過失傷害容疑でクルマを運転していた男性から事情を聞いているが、男性は取り調べに対し「停車していたバスで横断歩道が死角となっており、小学生が歩いていることには事故の直前まで気がつかなかった」と供述している。
このため、同署では男性の安全確認に怠りがあったとして、道路交通法違反容疑も合わせ、書類送検する方針だ。