緊急走行中のパトカー、事故現場に突っ込む

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20日、富山県魚津市内の北陸自動車道で、事故発生の通報を受けて現場に急行していたパトカーが停車しようとした際にスリップし、車外で待機していた事故の当事者をはねる事故が起きた。

富山県警・高速隊によると、事故が起きたのは20日の午後0時20分ごろ。

これに先立つ同日の午後0時10分ごろ、魚津市蛇田付近の北陸自動車道下り線(魚津−黒部インターチェンジ間)で、中央分離帯に接触する単独事故を起こして停車した乗用車に、後続のクルマ3台が相次いで追突する多重衝突事故が発生した。

この事故の発生通報を受けた同隊のパトカーが現場に向かって出発。90km/h程度の速度で現場に向かって走行していたが、事故現場の手前付近でスリップ。

運転していた33歳の巡査長は走行車線側の路肩のガードレールへ故意に車体を接触させて減速を試みたが、勢いよく接近しすぎたため、そのまま追越車線側に弾き飛ばされた。

パトカーの車体は事故現場で停車していた車列に突っ込み、車外で待機していた62歳の男性に衝突した。男性は両足の骨を折る重傷を負っている。

同隊では運転していた巡査長から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、当時の現場は積雪していた上、路面の一部が凍結して非常に滑りやすい状態だった。最初の事故もこれが原因で発生したものとみられている。

《石田真一》

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