ハンドル操作を誤り、線路際に転落

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19日、兵庫県姫路市内の国道で、クルマが陸橋の手前から路外に逸脱し、下を通る山陽電鉄の線路に転落する事故が起きた。運転していた少年は頭などを打つ軽傷を負っている。

兵庫県警・飾磨署によると、事故が起きたのは19日の午後4時ごろ。姫路市的形町的形付近の国道250号線で、山陽電鉄の線路上に架かる陸橋に向かっていた19歳の男性が運転する乗用車が橋のたもとから道路外に逸脱。そのままのり面を約8m転落し、下り線の線路側で横転して止まった。

直後に通過した上り電車の運転士が転落しているクルマの姿を確認。運転指令に対して事故発生を無線連絡。これを受けた運転指令が下り電車の運転士にも連絡し、下り電車は事故現場の200m手前で緊急停車。二次被害は未然に防げた。

クルマは転落の際に屋根部を中破させており、運転していた男性は救出後に近くの病院に収容されたが、命に別状はなく、全治2週間程度の軽傷となっている。

現場付近の道路にガードレールは設置されておらず、警察では男性が何らかの原因でハンドル操作を誤り、カーブを直進するような状態で路外に逸脱したことが事故原因になったものとみている。

この事故の影響により、山陽電鉄は1時間40分に渡って全線での運行がストップ。上下22本が運休し、約5500人の足に影響が出た。

《石田真一》

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