タバコの未来に絶望…JT社員、3分の1が希望退職へ

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JT=日本たばこ産業は17日、中期経営計画に基づき希望退職者を募集したところ、応諾者数が5796名になったと発表した。退職日は原則として05年3月31日、部署により変動があり最終的には06年3月31日に退職。

国内のたばこ事業環境は厳しさを増しており、JTは03年8月、事業の競争力あるコスト構造を実現する中期計画「JTPLAN-V」(プランブイ)を策定、約4000人の余剰人員が発生することから希望退職募集を実施するとしていた。

対象者は40歳以上59歳以下で勤続年数15年以上。廃止予定事業所ならびに経営権移管対象子会社などの社員に年齢の規定はない。対象者数は1万1980名で48%が応諾した。なおJTの従業員数は04年9月30日現在1万3537人。

JTは05年3月期において、本施策に伴う特別損失(退職金など)として約2060億円を計上する予定で、17日に公表した同期の業績予想には織り込み済み。またコスト削減効果は、応諾者全員が退職した後の07年3月期以降、年間550億円程度を見込む。

JTは「マイルドセブン」のブランドでルノーF1チームをスポンサードしているが、世界的な嫌煙化を背景に年々広告活動の幅が狭くなってきている。プランVではF1活動については具体的に触れていない。

1960年に5000人だった肺がん死亡者数は、1999年には5万2000人と10倍に膨れ上がった。ちなみに交通事故による死亡者は、1970年の1万6765人から2002年には8326人と半減を達成した。政府は03年1月に、10年後の2013年まで、さらに半減の4000人あまりを目標に設定した。
《高木啓》

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