限定販売の牛丼を買おうと、クルマごと店内に飛び込む

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11日、大阪府堺市内の牛丼店駐車場でワゴン車が暴走、店内に突入する事故が起きた。この事故で店内で食事をしていた客や従業員など7人がガラスの破片を浴びる軽傷を負っている。

大阪府警・堺南署によると、事故が起きたのは11日の午前10時45分ごろ。堺市浜寺船尾町東1丁目付近にある牛丼店「吉野家第2阪和浜寺店」で、駐車場に入ろうとしていたワゴン車が突然暴走。バックしたまま入口脇のガラスを突き破り、店内に侵入した。

この事故で入口付近の壁面などが大破し、店内にいた客や従業員7人がガラス片を浴びたり、転倒した際に打撲するなどの軽傷を負い、近くの病院で手当てを受けた。警察ではクルマを運転していた63歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

この店では午前11時からこの日限定で牛丼の発売が再開されることになっており、当時は店の外にこれを買い求めようとする人が列をなし、駐車場などで待機していた。

事故を起こした男性も牛丼を買い求めようと店を訪れたが、行列の長さに心が焦り、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまったらしい。

なお、一時は店の営業中止も検討されたが、事故処理中も行列が途切れることはなく、客が引き起こすパニックも想定されたため、事故から約1時間後には営業を再開。牛丼販売も当初予定より1時間30分遅れで行っている。

気になるのは「この事故によって牛丼を購入できなくなった負傷者がいるのではないか?」ということだが、負傷者のうち1名は病院での治療後に店を訪れ、牛丼をテイクアウトしていったという。

《石田真一》

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