停車中は助手席側に注意…盗難を繰り返した男を逮捕

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群馬県警は6日、信号待ちで停車した女性が運転するクルマの助手席側に近づき、ドアを開けて助手席のシート上に置かれたハンドバッグを盗んでいたとして、32歳の男を窃盗容疑で逮捕した。

同様の事件は群馬県前橋市を中心に多発しており、警察では関連を調べていく方針だ。

群馬県警・前橋東署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは、住所不定無職を自称する男。

直接の逮捕容疑となった事件は2004年12月21日に発生している。

同日の午後11時5分ごろ、前橋市荒子町付近の市道で、21歳の女性が運転する軽自動車が信号待ちのために停車したところ、左側から歩み寄ってきた男が突然助手席側のドアを開け、シートの上に置いてあった現金11万円などが入ったハンドバッグを強奪。そのまま後方に止めていた自分のクルマに乗り込み、信号を無視して走り去ったという。

前橋市内では同様の事件が相次いでおり、いずれのケースでも20歳代の女性が単独乗車したクルマが狙われていた。

警察では目撃証言などから容疑者とみられる男のクルマを特定。今月上旬から任意で男から事情を聞いていたところ、12月の事件については関与を認めたため、逮捕に踏み切った。

同署では「他の重大な犯罪に発展する可能性もある。深夜などの1人乗車ではドアの施錠を徹底してほしい」と注意を呼びかけている。

《石田真一》

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