スキーバス、滑って水田に転落

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5日、福島県二本松市内の国道で、乗客乗員18人の乗った大型観光バスがカーブを曲がりきれずに路外に逸脱し、道路右側の水田に転落する事故が起きた。この事故で乗客3人が打撲などで軽傷を負っている。

福島県警・二本松署によると、事故が起きたのは5日の午前5時ごろ。二本松市永田1丁目付近の国道459号線を走行中の大型観光バスが、緩やかな左カーブを曲がりきれずに直進。そのまま対向車線をオーバーし、道路右側にある水田に転落した。

この事故で乗客17人のうち、通路側の座席で寝ていた23歳の女性など3人が通路に投げ出され、首などを打撲する軽傷を負った。乗客の大半はシートベルトを着用していなかったらしい。

バスは宮城県仙台市内の旅行会社が所有するもので、事故当時は東京から宮城蔵王方面にスキーバスとして運行していた。

事故現場付近の路面は圧雪され、一部はアイスバーンとなっていたが、バスは冬用タイヤを装着していたものの、チェーンの装着をしていなかった。

警察では凍結路面でスリップし、コントロールを失ったことが事故の原因とみて、運転していた54歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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