模倣品対策の強化を柱とした不正競争防止法改正案が8日、閣議決定された。今国会での成立を経て来年1月にも施行される見通し。
現在の商標法では、ヴィトンなど有名ブランドを、そのブランドによって商標登録されていない商品に使うことは可能だったが、改正法では禁止され、刑事罰(5年以下の懲役&500万円以下の罰金)が導入される。
また、これまで民事上の差し止め請求しかできなかった模倣品対策も、刑事罰の導入により、警察が直接、摘発できるようになる。
経済産業省が提出した資料には、ヴィトンの模様をハンドルカバーに転写した例が記載されており、カー用品業界にも影響を与えそうだ。