連携プレーのタクシー強盗、埼玉でまた発生

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2日、埼玉県戸田市内で、タクシー運転手が乗客を装って乗り込んだ男と、停車後に近寄ってきた男に脅されて現金を奪われる事件が起きた。埼玉県内では1月27日にも八潮市内で同様の事件が発生しており、警察では関連を調べている。

埼玉県警・蕨署によると、事件が起きたのは2日の午前2時30分ごろ。戸田市笹目付近の市道で、東京都港区六本木付近から客を乗せてきた54歳の男性タクシー運転手が精算のために停車したところ、客の男が刃物を運転手の腹部に突きつけて「カネを出せ」と脅した。

運転手は売上金の中から紙幣約6万円分を男に手渡したが、外からクルマに近づいてきた男が突然ドアを開け、運転手に対して「小銭もあるだろう、全部出せ」と脅した。運転手が男に売上金を入れる袋を手渡すと、2人は走って現場から逃走している。

警察では強盗事件として捜査を開始したが、クルマの内外から連携プレーのように現金を奪い取る事件は今年1月27日に八潮市内で発生している。

今回の容疑者とみられる男たちは、タクシーに客として乗車した男が30歳代。路上で近寄ってきた男が20歳代とみられる。だが、八潮の事件では2人とも40-50歳代とみられており、手口は非常に似通っているものの、容疑者の年齢はかなり異なる。

このため、警察では今回の事件が模倣犯による犯行とみているが、今後も二つの事件の関連を調べていく方針だ。

《石田真一》

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