1日、広島県尾道市内の国道2号線バイパスで、乗用車の単独事故を発端に、クルマ18台が関係する多重衝突事故が発生した。この事故で男性2人が重傷を、7人が軽傷を負って病院で手当てを受けている。
広島県警・高速隊によると、事故が起きたのは1日の午前5時25分ごろ。
尾道市西藤町付近の国道2号線・通称:松永バイパス上り線、西藤インターチェンジ(IC)近くで、単独で走行していた際にスリップして側壁に接触した乗用車に対し、後続のトラックが追突。
立ち往生した2台に別のクルマが突っ込むなど、約270m区間の11カ所で断続的に追突事故が発生。結果として車両18台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で41歳の男性と19歳の男性が足の骨を折る重傷。他の7人が打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されて手当てを受けた。
松永バイパスは山陽自動車道の福山西ICと、瀬戸内しまなみ海道の西瀬戸尾道IC間を連絡する連絡道で、現場付近は片側2車線の直線道路となっている。
事故当時は前夜から降り続いた雪が路面に積もっており、一部は凍結するなど滑りやすい状態だった。
警察では関係者から事情を聞くなど、事故の原因を調べている。