定員外乗車のRVが衝突…荷室の2人死傷

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1月30日、茨城県常陸太田市内の県道で、7人が乗ったRVが道路左側の電柱に激突、大破する事故が起きた。この事故で後部の荷台に乗っていた23歳の男性が脳挫傷で死亡。同乗者5人が重軽傷を負っている。

警察では運転していた22歳の男を業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

茨城県警・太田署によると、事故が起きたのは1月30日の午前1時55分ごろ。常陸太田市中野町付近の県道で、22歳の男が運転するRVが緩やかな右カーブを直進するような状態で道路左側の電柱に激突、車体を大破する事故を起こした。

事故を起こしたクルマの定員は5人だったが、事故当時は荷台部分を含めて7人が乗車していた。このうち荷台に乗っていた23歳の男性が頭を強打し、脳挫傷で死亡。荷台に乗っていたもう1人の男性を含む19-23歳の男性5人が打撲などで重軽傷を負った。

警察ではこのクルマを運転していた男を業務上過失致死傷や道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。運転していた男はシートベルトを着用しており、ケガはなかった。

事故当時に乗車していた7人は、いずれも四輪駆動車の愛好グループで、事故直前まで常陸太田市内の飲食店で酒を飲み、1台のクルマに分乗して海に向かっていたという。

警察では男がスピードを出し過ぎていたこと。さらには酒気帯び状態だったことを事故の主原因として挙げているが、正規の乗車スペースではない荷室に2人が乗ったことで、クルマ自体のバランスが崩れた可能性も示唆している。

なお、荷室に乗車していて死傷した場合、正規の乗車位置ではないことから、自賠責を含む保険の支払い対象とならない可能性も高い。定員外乗車はその場のノリで行ってはならない。

《石田真一》

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