トラック、道路補修工事の現場に突っ込む

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26日、神奈川県横浜市内の東名高速で、防音壁の設置作業を行っていた工事現場に大型トラックが突っ込む事故が起きた。この事故で42歳の男性作業員が死亡。他の3人が軽傷を負っている。

神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは26日の午前11時50分ごろ。横浜市緑区十日市場町付近の東名高速上り線で、防音壁の設置と、仮設防護柵の撤去作業を行っていた工事現場に、走行車線を走ってきた大型トラックが突っ込んだ。

大型トラックは作業用トラックなど、路肩に駐車していた車両2台に次々と衝突。このうち1台は荷台部分をもぎ取られるほどの衝撃だった。

この衝突によって押し出されたトラックは壁に突っ込み、防護柵の撤去を行っていた42歳の作業員が壁とトラックの間に挟まれた。男性は救出時にはすでに意識不明で、回復しないまま収容先の病院で死亡している。

また、近くにいた別の作業員2人と、警備員1人の合わせて3人も軽傷を負って、病院で手当てを受けた。

警察では大型トラックを運転していた31歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕したが、男は取り調べの際に「居眠りをしてしまったらしい」と供述しているという。

警察では過労運転の可能性も否めないとして、この男が勤務する運送会社の捜索も行い、勤務状態に無理がなかったかどうかを調べる方針だ。

現場は片側3車線の見通しの良い直線区間。工事車両の停車位置などにも特に問題はなかったとされる。

《石田真一》

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