再試験に合格せず断念…30年間も無免許運転

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福井県警は25日、1974年から約30年間に渡って無免許運転を続けていたとして、小浜市内に在住する52歳の男を道路交通法違反(無免許運転)で逮捕した。男は「再取得を目指したが試験に受からなかった」と供述しているという。

福井県警・小浜署によると、道交法違反(無免許運転)で現行犯逮捕されたのは、小浜市内に在住する52歳の男。

この男については今月上旬、同署に対して「30年以上の無免許運転を続けている人物がいる」との匿名通報が寄せられた。

これを受けて同署で照会を行ったところ、該当の人物は1974年に違反累積によって免許取り消し処分を受けていることが判明した。また、1999年と2002年には無免許運転で検挙された前歴があり、現在も継続的に運転を行っている可能性が高まった。

同署では男の自宅付近で張り込みを行っていたところ、25日午前に軽トラックを運転して帰宅したことを確認。直後に職務質問を行ったところ、無免許運転の事実を認めたため、現行犯逮捕に踏み切った。

取り調べに対し、この男は「2-3年に1回程度のペースで摘発を受けており、これではいけないと思い、何度か再取得のための試験を受けた。たが一度も受かることなく、落ち続けるので断念した。無免許運転は悪いことだとは思ったが、仕事で使うためにクルマが必要だった」などと供述しているという。

《石田真一》

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