タクシー運賃を踏み倒した男、置き忘れた免許を取りに来て逮捕

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千葉県警は21日、タクシー運転手に暴行して、運賃を支払わずに逃走したとして24歳の男を強盗容疑で逮捕した。当時は泥酔状態だったとみられ、車内に置き忘れた免許証を受け取るために警察を訪れ、逮捕されている。

千葉県警・松戸東署によると、事件が起きたのは20日の午前0時35分ごろ。松戸市馬橋付近にあるJR馬橋駅前の交番へ53歳のタクシー運転手が現れ、「乗客の男に蹴られ、運賃を踏み倒された」と通報した。

男は東京都千代田区内のJR神田駅前からタクシーに乗車。乗り込んだ際に行き先を馬橋駅前に指定し、「着いたら起こしてくれ」と言い、そのまま眠り込んでしまった。

運転手は指定されたとおり、馬橋駅前に到着した時点で声を掛けて起こそうとしたが、男は「起こすな」と激怒。運転手の腹を蹴り、そのままタクシーを降り、運賃8250円の支払いもせずに逃走した。

運転手にケガは無かったが、警察では強盗事件として捜査を開始。車内を調べたところ、男のものと思われるバッグを発見。中には運転免許証が入っており、運転手は顔写真から逃げた男と証言。警察では逮捕状を取り、この男の行方を追った。

ところが同日の午後8時ごろ、同署に対して逃げていた男から「どこかで免許証を落としたらしい」との問い合わせ電話が入った。

同署では警察署に届けられていることを説明。午後10時すぎに男が警察署に現れた段階で任意同行を求め、事情を聞いた結果、タクシーに乗ったことを認めたため、緊急逮捕している。

警察の取り調べに対し、この男は「昨日はかなり酔っ払っていたので何があったか覚えていない」などと供述しているという。

《石田真一》

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