無免許と飲酒の発覚を恐れ、逆走しながら逃走

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20日、宮城県仙台市青葉区内の繁華街で、乗用車が横断歩道を歩いていた男性をはねて死亡させる事故が起きた。クルマは事故後、対向車線を逆走して逃走。ここでもクルマ数台と衝突する事故を起こしている。

運転していた男はクルマを捨てて逃走していたが、事故から数時間後に警察へ出頭し、緊急逮捕されている。

宮城県警・仙台中央署によると、事件が起きたのは20日の午前0時30分ごろ。仙台市青葉区国分町2丁目付近の市道で、横断歩道を渡っていた56歳の男性が乗用車にはねられた。男性は近くの病院に収容されたが、頭を強打したことが原因でまもなく死亡した。

男性をはねた乗用車はそのまま逃走。対向車線を逆走したり、一方通行の道路へ強引に進入するなど、対向車5台と衝突や接触を繰り返した。クルマは事故現場から約200m離れたところで自走不能となり、乗っていた男はクルマを捨てて徒歩で逃走した。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約5時間後に塩釜署へ33歳の男が出頭。ひき逃げの容疑を認めたため、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

調べに対し、男は「無免許運転と飲酒の発覚を恐れて逃げた」と供述。事件後は近くでタクシーを拾い、多賀城市内の友人宅に向かったという。

警察では逃走の経緯など、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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