【日産 ノート 発表】購入者の選択肢は増える

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最近は“世界戦略小型車”というカテゴリーで語られることの多くなった排気量1.3-1.5リットルエンジンを搭載した小型車。日産には『マーチ』、『キューブ』、『ティーダ』の3車種があり、今回の『ノート』追加(20日発売)によって4車種目となった。

他社でも同クラスのクルマは数多くラインナップされている。ホンダ『フィット』を筆頭に、2月にフルモデルチェンジを控えたトヨタ『ヴィッツ』などはもちろん、場合には軽自動車もライバルとして考慮しなくてはならない激戦区でもある。

そんな状況にも関わらず、日産はノートの月販目標を8000台という、かなり強気の台数に設定している。

他社のシェアを奪うだけではなく、自社で食い合いも起こるのではないかと心配になるが、ノートの開発責任者を務める加藤顕央チーフ・プロダクト・スペシャリストは「購入を検討をされるお客様にとっては、選択肢が増えたという状態であり、自分にあった1台を選べるというのは喜ばしいことではないでしょうか」と語る。

日産が考えるコンパクトカーの主要客層としては、マーチが20歳代と若い女性。キューブが20歳代の若い男性。ティーダは40歳代から上の男女となる。「これまでは30歳代の若い夫婦に勧められる、ファーストカーとなりうるコンパクトなモデルが無かった」とも加藤さんは説明するが、ノートはこの部分を埋めるクルマになるというわけだ。

「8000台という目標は強気に思えるかもしれませんが、若いファミリー層に向けたクルマが無かったわけですから、その部分で新規需要を開拓できたら良いと思っています」と加藤さん。

自社内での食い合いについても「コンパクトカーも今はニーズによって選ぶ時代であり、高級感を求める人はティーダに向かうだろうし、キビキビした走りを求める人ならキューブに向かう。買う人によって“譲れない条件”というのはあるわけで、ノートはこれらのクルマと重なる部分は“小さい”というだけですから、厳密な意味での食い合いはないでしょう」と説明する。

《石田真一》

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