吹雪の中央道で多重衝突

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16日、山梨県笛吹市内の中央自動車道で、積雪した路面でスリップしたワゴン車が本線上で横転し、これを避けることのできなかった後続車2台が相次いで衝突した。この事故で3人が重傷を負っている。

山梨県警・高速隊によると、事故が起きたのは16日の午前0時ごろ。笛吹市御坂町井之上付近の中央自動車道下り線で、42歳の男性が運転するワゴン車が横転。そのまま本線上を約50m滑走し、車線を塞いだ。

後続していた別のワゴン車と、大型トラックが避けきれずに相次いで衝突。いずれのクルマも大破した。

この事故で最初に横転していたワゴン車を運転していた男性と、同乗していた3人の合わせて4人が頭を強打するなどして重傷。後続車に乗っていた3人が軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されて治療を受けている。

現場は見通しの良い直線道路だが、事故当時は吹雪に近い状態で、視界も悪かった。路面には3-4cmの雪が積もり、チェーン規制と50km/hまでの速度規制が行われていた。

警察では事故発生の状況について、運転者の回復を待って事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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