愛媛県警は6日、昨年12月にクルマを運転中の女性を脅して車内に監禁し、現金を奪ったとして31歳の男を強盗と監禁の容疑で逮捕した。同3月にも同様の事件が発生しており、警察では関連を調べている。
愛媛県警・松山西署によると、強盗や監禁の容疑で逮捕されたのは、宇和島市内に在住する男。
この男は2004年12月16日の午前2時50分ごろ、北条市(現在は松山市)粟井河原付近の国道196号線で、信号待ちのために停車した22歳女性が運転するクルマの助手席側ドアを開けて強引に乗り込み、ナイフのようなものを突きつけて「騒いだら殺すぞ」と脅した。
男は女性にクルマを走らせるように指示。その後の約1時間に渡って女性を車内に監禁。降車する際に現金1万7000円を奪ったとされる。
現場付近では同3月12日に30歳の女性が同様の手口で襲われ、数万円の現金を奪われる類似事件も発生しており、警察ではこの事件との関連も調べていたが、その後の調べで31歳の男が捜査線上に浮上。男から任意で事情聴取を行っていたところ、犯行への関与を認めたために逮捕した。
男は12月の事件については自らの犯行であることを自供。3月の事件ついても関与をほのめかす供述をしており、警察では慎重に裏付けを進めている。